流星ワゴン
- 重松 清
- 流星ワゴン
38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った。
僕らは、友達になれるだろうか?
死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。(アマゾンより)
いまさらだが、重松氏の本を始めて読んだ。
読んでいて楽しい本ではない。状況も楽しくないし、主人公の悩みがリアルで、自分のことのように感じられるから。
でもその分、結末を迎えたときの気持ちは、なんともいえない安心感、「これでいいんだ」という思いで満たされた。
「今の自分は間違ってない」んじゃなくて、「間違っていても仕方がない。そこから始めることだ」と思える、前向きな本だと思った。
とくお組 「マンション男爵」
とくお組のマンション男爵 を見た。
とくお組は慶応義塾大学を母体とした演劇集団。
HPによると、
「とくお組の一貫した作風は、
・「非現実世界」で巻き起こる
・「現実的な」青春群像劇。 であります。」
とのことで、今回のシチュエーションはもてない人をもてるようにする
5人の男爵の話。というところ。
一言で言うと、おもしろかった!
随所にあるギャグも面白いが、全体のストーリーがうまくまとまっていて、
最後まで飽きずに見ることができた。
誤解を恐れずに言えば、三谷幸喜的完成度の高さが垣間見えたということかと。
さらに追加していうと、のぼり調子の劇団だけが持つ、一人ひとりの役者の勢い、オーラのようなものが感じられた。動き一つで笑いが取れるようなシーンがところどころあった。
そんなわけで、次回の「インドのちから」は必見。
恋の門
恋の門。を見た。
松尾スズキは大人計画時代からのファンだったので、期待度が高かったのだが、期待を裏切らなかった。
舞台とはまったく違うスピード感・わかりやすさ・後味のよさだったが、それでも松尾スズキにしか描けないドタバタとした悲しみと高揚感が描かれていたと思う。
とりあえず、酒井若菜の演技はとても上手だと思う。何も考えてなさそうな女の子のときは何にも考えてなさそうだし、いろいろ考えていそうな女の子のときはいろいろ考えていそうだった。
DVDで見ても面白いです。
サマソニ情報
http://www.summersonic.com/index.html
ひっそり?情報更新。
これも決定かもね。
OASISのアルバムも久々によい予感。
でも、ホントはBLUR派ですが。
ラムシュタインって・・・・なんだか懐かしい響き♪
ジャパン同様、こちらも早くチケットゲットせねばな予感。
ジャパンは、あとはきっとあの人が発表されるから。
サマソニは、あとはGORILLAZが来てくれたらいいなー。
ROCK IN JAPANが大変なことに。
http://www.rijfes.co.jp/05/artist.html
真心ブラザーズ、YUKI、SINGER SONGER、THE BAND HAS NO NAME、坂本龍一、サザンオールスターズて。
どうすればいいんでしょう。
フジ→ジャパン→サマソニと、三週連続か???それともエゾで4週連続か?
そんなん無理やわ。会社員だもの
重なってないだけに、悩みますね、今年は。
真夜中の弥次さん喜多さん
真夜中の弥次さん喜多さん を見た。
一言で言うと、楽しい。
好みの分かれる映画だと思う。ストーリーが分かり辛いと思う人や(事実分かり辛い)、映像がグロテスクで気持ち悪い人も多いかもしれない。
でも、少なくともしりあがり寿の漫画 か、大人計画 が好きな人なら、絶対楽しめる。
異様に豪華なキャスト、ZAZEN BOYSのご機嫌な音楽、しりあがり世界の映像化を見るだけでも価値があるし、
七之助の気持ち悪いくらいのなよなよ感と長瀬のストレートな男っぽさは、原作に比べると若い感もあるが、うまーくはまっている。
なにより原作の、おかしさと悲しみが同居していること、早いのか遅いのか良く分からないスピード感、騒がしいけれど常に引いてしまう感触がたくみに表現されていると思った。
清濁併せ呑む映画が好きな人には絶対お勧め。
あと、余談だが、個人的には「リアルが感じられねえ」というテーマに、となり町戦争 との共通点を感じた。そんな人は他にいないかもしれないが。
ミッフィー展
ミッフィー展 に行ってきた。
ミッフィーが誕生50年というのが純粋に驚きだったが、
作者のブルーナ氏は今でも健在で、現役で作品を作っているというのがもっと驚きだった。
初期のミッフィー(うさこちゃん)は今のように洗練された形になっていないが、結構愛くるしかった。
ブルーナ氏の書斎風景の再現などもあり、原画などもあったのだが、それを見るとかわいいこの絵を作るのに、多大な努力と真剣さが惜しげもなく注ぎ込まれているのがよくわかった。
単純なものを作ることこそ難しいと思わせる作品展だった。
何よりいろんなミッフィーがかわいかった。
8月からは神戸で開催 されるようなので、そちらの方は是非。