「夢見通りの人々」 宮本輝
- 著者: 宮本 輝
- タイトル: 夢見通りの人々
ゴールデンウィークに秩父に自転車で行った、と芝桜の回に書いたが、その旅行中に読んだ本。
群馬県の富岡という町 のビジネス旅館に泊まって、そこで一人で読んだ。
ちなみに富岡市は社会科の授業で習った富岡製糸場 のある町。今は過疎化の波にもまれ、町の空洞化が進んでいる印象だった。
さて、本のあらすじは以下。(アマゾンより)
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その名前とはうらはらに、夢見通りの住人たちは、ひと癖もふた癖もある。ホモと噂されているカメラ屋の若い主人。美男のバーテンしか雇わないスナックのママ。性欲を持て余している肉屋の兄弟…。そんな彼らに詩人志望の春太と彼が思いを寄せる美容師の光子を配し、めいめいの秘められた情熱と、彼らがふと垣間見せる愛と孤独の表情を描いて忘れがたい印象を残すオムニバス長編。
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富岡の商店街も本の中の通りも少し過去に取り残されている雰囲気があり、自分が夢見通りにいるような気持ちになりながら読んでいた。
宮本輝の作品の中でも、特に一人ひとりの描写がうまい作品だと思う。少しずつ偏っていて、その分だけ苦しみが多い人たち。でも同時に、他の人の苦しみがわかる人たちでもある。そんな人たちがそれぞれの幸せを求めて、通りをさまよっている状況が少しずつ切り取られて、描かれている。
一風変わった登場人物であるがゆえ、一人ひとりの状況や行動には共感できないが彼らの思いや希望、寂しさがじんわりと伝わってきた。
個人的には肉屋の兄弟の話が一番心に残った。ある種の憧れを持たせる本だと思う。
本を味わうときには、そのときの心理状況や自分のおかれている状況が大きく左右すると思うが、この本はその意味で、富岡という町で読んだがために忘れられない一冊となった。
秩父 羊山公園 芝桜
ゴールデンウィークは、秩父の羊山公園 に芝桜を見に行ってきた。
芝桜とは、その名の通り、芝上の草に桜色の花が咲く植物。
ハナシノブ科 。
秩父には自転車で行き、2日目の朝、7時ころ行ったのだが、早くも地元を中心とした観光客でいっぱいだった。
結構広いスペース一面にピンク、白、赤の芝桜が広がっている。
一つ一つの花はきれいだが、これだけ大きなピンクの空間が広がっていると、なんだか不思議な気持ちになってっくる。
周りは家族連れや、お年寄りの夫婦などで団欒しており、それとピンクの原色の光景があいまって、一種独特な光景をかもしていた。
今年はシーズンが終わりかけてしまっているが、一度体験する価値はあると思う。只だし。
奥多摩、秩父や群馬の方は、道路わきのお家で芝桜を植えているところが結構多く、それは普通にきれい。日本の田舎は、場所によって細かく違うから楽しい。
フジロック 第5弾アーティスト発表!!!
ちょっと更新遅いですが。
Amp Fiddler / アナログフィッシュ / the beautiful girls / Bill Laswell / bobin and the mantra / bonobos / BRAHMAN
Cagedbaby / Charlotte Hatherley / Coheed and Cambria / Coldplay / copa salvo / DJ KENTARO / DJ Peanut Butter Wolf
100s(Hyaku-Shiki) / 忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS / Laurent Garnier
Lightning Blues Guitar Sessions / LOSALIOS / MAMALAID RAG / The Mars Volta / MASTER LOW / New Order / PE'Z / ROSSO
ROVO / Royksopp / Simple Plan / SKA CUBANO / SPECIAL OTHERS / Strange Love Psychedelico / 上原ひろみ
ということで。
あと、タイムテーブルが発表になりましたね。
最終日SFUがホワイトステージというのが非常に気になるんですが。
このままではまずい。
なにげに「あふりらんぽ」がグリーンでやるというのは面白い。
まっぴるまにやるんだろうなー。
29日はきっとメジャーなステージにはおらず、CKBとかPE'Zとかをまったりと聞くんだろうなーと思った。
なんだかまだ足りない。
というか明らかに他のフェスに負けてる。
赤目四十八瀧心中未遂
写真集。
- 著者: 江森 康之
- タイトル: 映画「赤目四十八滝心中未遂」―江森康之写真集
映画も非常に良かった が、写真集も魅せるので、紹介したい。
著者である江森氏が、若い。
若いのに、度胸がある。それはこの写真集を見ればわかるし、この映画の写真集を作るのを
任されてしまう、ということからもわかる。
映画を観ると一人ひとりの目つきの鋭さに惹かれるが、それがそのまま写真に載っていると感じさせられる。
技術的には稚拙な部分もあるのだろうが、それを補って余りある気迫・自信・集中力を感じさせる、みずみずしい写真集。
写真 東京欲望
本日の写真集。
- 著者: Ben Simmons, ベン シモンズ
- タイトル: 東京欲望
「東京は写真と発見を一つにしてくれ、僕のその後の人生を決定するプロセスとなった。」 日本に住んで18年のアメリカ人写真家が、愛情あふれるまなざしで東京の素顔をスナップした、街と人の営みの写真集。
ちょっと古いが、東京を捉えた、よい写真集。
基本的な構図が、見開きを4分割して4種類の写真を載せている。
それぞれ、関係ない写真なのだが、構図、色使いなどで微妙に相似・対称を表現しており、
それが東京の街の多面性を表現している。
まさに東京に対する愛情があふれた写真集。
これを観ると、今までよりも少し東京が好きになるかも知れない。
フジロック 第4弾アーティスト発表
フジロック第4弾アーティスト発表!!
きたきた。
ようやく出揃ってまいりました。
以下、ちょっと長いですが、引用します。
■7/29(金)
ACIDMAN / Cake /クレイジーケンバンド / Crown City Rockers /
Eddi Reader / Foo Fighters / Kaiser Chiefs /ザ・キングトーンズ /
Lisa Loeb / The Longcut / MADLIBNew / The Music / The Pogues /
THE SKA-FLAMESNew / SOIL& “PIMP” SESSIONS / Steel Pulse / Your Song Is Good
and more artists to be announced
■7/30(土)
Adrian Belew / Asian Dub FoundationNew / Beck / The Black Velvets /
The Bravery / The California Guitar Trio / クラムボンNew / Dinosaur Jr. / The Dresden Dolls / Fatboy Slim / Feeder / HAWAIIAN6 /
Juliette & the Licks featuring Juliette Lewis / LeyonaNew / Los Lobos / MAXIMO PARK / Mercury Rev / My Morning JacketNew / PEALOUT /
Queens Of The Stone Age / Ryan AdamsNew /サンボマスター /
東京スカパラダイスオーケストラ / VITALICNew
and more artists to be announced
■7/31(日)
あふりらんぽNew / Aqualung / Athlete / The Beach Boys /
BOOM BOOM SATELLITESNew / The Coral / Doves / The FutureheadsNew /
The Go!Team / GONTITINew / The John Butler TrioNew /
The Magic Numbers / MyloNew / Moby / OCEANLANE / くるり / SherbetsNew / Sigur Ros / SOUL FLOWER UNIONNew / Soulive /
Yonder Mountain String Band
30日のADF、いい。盛り上がること必至。フジロックの前に「恋の門」を観て気分を盛り上げなければ。昼間はクラムボン。去年みたいに原田郁子さんのソロやらないかしら。
そして、31日が一気に充実した。SFUが31日に来るということは、今年のオオトリ?
2000年フジロックに行ったものとしては、SFUの「えーじゃないか」は最高の楽しみだ。
29日がまだ弱いな。がんばれ!
手ぬぐい 美ら海水族館
本日の手ぬぐい。
沖縄県の美ら海水族館の手ぬぐい。
大胆な構図、かつ鮮やかな色使い。お見事。
肌触りもしっかりしていて、かつ滑らかな手触り、毎日使える安心できる木綿。
個人的には、白地に大胆な絵が入っている手ぬぐいが好きだ。
手ぬぐいは和の文化、というイメージが強いが、どうしてどうして、沖縄の手ぬぐいは質が高い。
下田 海中水族館
下田市にある、海中水族館。
イルカショーやアシカショーのある水族館のひとつである。
しかしながら、ポイントを抑えたショーが、非常によく組まれたスケジュールに基づいて
行われており、待ち時間を気にすることなく、さまざまなショーを見ることができる。
イルカ、アシカ、ペンギン、ラッコなど、つぼを押さえた海の生き物が過不足なくいる。
ショーのクオリティも高い、と思う。大人でも十分楽しめる。
従業員の接客態度がすばらしい。
こじんまりとしながらも、限られた時間できっちりと興奮と感動を与えてくれる場所が、伊豆の南端にあること、それ自体が行った事のある人々の心を豊かにできると思う。
あと、ラッコのえさやりは必見。
フジロック 第3弾アーティスト発表
フジロックですね。
第三弾が発表になり、日程も決まってきた。具体化してきた。
SEさんがコメントしている通り、3日間行かなければなるまい。
今年もサンボが来ると知ってうれしい。フジロックのサンボは、いつもよりも「観客のガラが悪い」ので必見。去年は勢いにおされて(応えて?)チューニングなしで演奏してた。
個人的には非英語圏のごった煮バンドたちがこのあとどう充実されるのか、
気になるところ。